松山ケンイチの”嫁”問題は、企業の一夫多妻制による女性の鬱憤晴らし
こんにちは。
恋愛リロンです。
最近、俳優の松山ケンイチさんが、テレビ番組の中で、妻の小雪さんのことを「嫁」と呼んだことに対して波紋が広がっています。
俳優の松山ケンイチ(35)の言葉が22日、ツイッターのトレンド入りした。 これは松山が16日に日本テレビ系「火曜サプライズ」に出演した際に「髪が伸びた時には自分で切ったり、嫁に切ってもらっている」と発言したところ、批判の声が寄せられたということがネットニュースになった。
そもそも嫁という言葉は、結婚した息子の父親、母親が使うものなので、使い方が間違っているのですが、今回の問題はそこではありません。
つまり、「嫁」とう言葉が内包する女性は男性を支えるものというイメージが気に食わないから、使ってほしくないという意見が多いのです。
言葉狩りだという意見もあるようですが、最近ではやはり「嫁」という言葉は男尊女卑の古い価値観が想起されるので、「妻」や「奥さん」という言葉を使ったほうが良いというのは、一般的に浸透してきているように思います。
青森県出身の松山ケンイチさん。
松山ケンイチさんは、青森県むつ市という、まあかなりの田舎出身で、子供のころから家庭や、その地域で普通に配偶者のことを、「嫁」、「嫁さん」と呼ぶ風習だったであろうことは容易に推察されます。
そして、その後上京し、現在の35歳までずっと俳優の第一線で活躍されています。
当然、一般的な社会人生活とはかなり異なる生活を送っているはずです。
そんな彼が、子供のころに親や周りの親せきが話していたのと同じようにごく自然に、「嫁」という言葉を使っただけ、という印象を持ちます。
↓参考記事です。田舎では「嫁」という文化がいまだ根強いです。
彼氏、結婚相手が田舎の長男!結婚するとどうなる?田舎に慣れるまでに20年かかる。 - 好きな人からベタ惚れされる恋愛リロン。 (hatenablog.com)
もちろん、芸能人ですから時代に合わせ言葉の使い方を十分気をつける必要はあります。
しかし、テレビ番組の中でのちょっとした会話を、こうやってニュースで批判されるのは少し可哀そうに感じますね。
この問題については、女性側でも賛否が分かれています。
実は、専業主婦をして「嫁」と呼ばれている人たちが批判をしているわけではありません。
現代は企業による一夫多妻制。
こういった批判の声が大きくなるのは、明らかに女性の社会進出による影響です。
かつての男性が外に働きに出て女性が家事、という分業から、女性の社会進出が進み、夫婦共働きが広がっています。
当然、働いている女性は男性に頼らず自分たちで自立しているから、「嫁」呼ばわりされるなんてプライドが許しません。
当然の感情ですよね。
しかし、今回のケースでふと疑問が浮かぶのは、わざわざ他人夫婦のことまで批判するのか、というものです。
別に不倫をしているわけでもないし、夫婦がお互いをなんと呼ぼうと関係ないはずです。
その根本的な原因は、現在の企業の雇用形態が、実質的に企業による一夫多妻制になっており、恵まれない女性が増えていることにあります。
どうしても批判したくてたまらない、ストレスを抱えている女性たちがいるということです。
企業にとって女性は使える。
現代的な肉体労働を伴わない、事務的な、細かく分業された仕事は女性の得意分野です。
例えば大企業で働いている、派遣社員の女性の仕事の優秀さは驚くべきものです。
仕事は正確だし、スピードも速い、ホウレンソウもできる。
はっきりいって、こういった仕事になれば、女性の優秀さは男性をはるかに上回ります。
女性は上司から言われたことをしっかりとやります。
子供のころ、クラスでは女性の方が授業のノートをしっかりととって、宿題もきちんとこなし、男子よりも成績は押しなべて優秀な傾向はありませんでしたか?
それに対して、男子はクラスでゲームをして遊んだり、フラフラと授業をさぼって街に出かけたりしています。
どちらが、会社員として優秀な人材となるかは明らかですよね。
確率的に、女性の方がしっかりと仕事をしてくれるんです。
それに味を占めた大企業は、安い賃金で派遣社員の女性を雇うようになります。
今までの女性は、家庭で男性を支えることで生活をしていましたが、現在は、別に夫の言うことを聞く必要はないのです。
働いている女性にとっての旦那は、会社です。
会社の言うことを聞いていれば生きていけるのです。
旦那の言うことを聞いているよりも、大企業の言うことを聞いていた方がはるかに安定した生活を送ることができます。
こうして、企業側のメリットと、女性からの需要が合わさり、女性はどんどん社会進出していきます。
これは、実質的には企業の一夫多妻制です。
しかし、彼女たちは切実な問題に直面します。
企業で出世できず、子供も作れない。
そんなに仕事ができる優秀な女性たちはさぞ企業で出世していくでしょう。
しかし、現実ではそうならず、男性ばかりが出世します。
それは、女性は、分業された仕事が得意だから、という点にあります。
管理職の能力としては、担当者レベルの仕事の正確さを必要としません。
それよりも必要なのは、社外での調整能力、コミュニケーション能力、トラブル時の解決能力です。
また、女性は上司から指示された仕事を極めて正確に行うことができます。
しかし同時に、部下へも仕事の正確性を求めてしまい、部下を潰してしまいます。
女性が現場の仕事において優秀な特性を持っているように、男性の場合は管理職の仕事において適性を持っている人が多いんです。
だから、男性が優先的に出世していきます。
求められる能力が違うんです。
そういった場合に女性が活躍できるのは、高度な専門職です。
弁護士、会計士などの専門職や、企業内でも特殊で高度なスキル、知識が求められる仕事です。
このような仕事では、出世しても管理職適正を求められませんから、女性でも活躍している人はたくさんいます。
しかしながら、そのような仕事に就いてもまだ直面してしまうのが、結婚と子供です。
専門職を持つための勉強期間、修業期間で女性として魅力的な時期を費やしてしまって婚期が遅れたり、仕事が忙しくて恋愛をしている暇がありません。
男性の方も、自分と同等あるいは自分よりも年収の高い女性とわざわざ交際したいとは思いません。
その結果、このような企業で活躍できる優秀な女性の相手となりうるターゲットの男性数は限りなく少なくなってしまいます。
企業にとって優秀な女性になればなるほど、異性からの需要がなくなっていってしまうんですね。
こんなに社会のために頑張っているのにどうして……、という事態になるわけです。
「嫁」という存在がムカつく。
自分たちのように社会進出せずに、専業主婦をしている「嫁」という人種に腹が立ってくるのです。
だから、「嫁」という言葉に異常に反応してしまいます。
自分たちは、企業と結婚して、労働力を提供しているのに、男性から選ばれない、子供も作れない。
それなのに、「嫁」が働かないで、子供を育て、幸せそうに生きているのがムカつきます。
かつて日本男児が戦争で使いつぶされたように、現代では今度は女性が企業によって安い賃金で使いつぶされています。
そして、日本の男女共同参画社会を妄信して努力してきた女性が、結婚できず、子孫を残せず、死んでいきます。
もう一度言います。
優秀な女性ほど、企業に使いつぶされて、子供を残せずに疲弊して死んでいきます。
その行き先が、「嫁」批判です。
強い男性が、危ない戦地に飛ばされて死ぬのと同じです。
専業主婦になった方がいいよ。
恋愛リロン。では、女性は専業主婦になって幸せに生きていくことをお勧めしています。
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決して、企業にとってたくさんいる「嫁」の一人として、搾取されないように生きてくださいね。
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