中野信子氏のサイコパスがモテる理由は間違い?心理分析家が説明する本当の理由とは?
今までに1,000に以上の恋愛相談を受けてきた心理分析家が、「サイコパス」がモテてしまう理由について説明します。
サイコパスについては、こちらの記事をご覧ください。
東京大学大学院医学系研究科博士課程を修了した認知神経神経科学者である中野信子氏が執筆した「サイコパス」はベストセラーとなりました。
人は社会の中で、一般の人と違う思考回路を持つ「サイコパス」がいるとうすうす気づいていたのでしょうか?
それとも、インターネットの発達等により社会的な匿名性が高まり、自分がサイコパスなのではないか?と感じる人が増えてきたのかもしれません。
サイコパスは、一言でいうと良心を感じない人です。
確かに心理分析家の観点からも、サイコパスはモテると思います。
中野信子氏は、著書「サイコパス」はモテると書いていますが、その理由を明確に説明できてはいません。
サイコパス、ナルシスト、マキャベリストはなぜか魅力で、モテるのだという説明に留まっています。
私は、サイコパスがモテる理由を説明することができます。
以前、高速道路で玉突き事故を起こしてしまった運転手が逮捕されているニュースを見ました。
その事故では、その運転手が急ブレーキをしてしまったために、後続の車が何台もぶつかり、多くの人が重傷を負いました。
その運転手の車にはペットの犬が乗っていました。
運転手は、事故後のインタビューで後続の車の被害者は全く気にせず、詫びるそぶりも見せず、ただひたすら自分のペットの犬を心配し、無事であることに安心していました。
逮捕されてペットと離れるときに、他の被害者には全く興味がなく、ただペットと離れてしまう悲しみを叫んでいました。
私は、この運転手はサイコパスだと思いました。
サイコパスは、自分が可愛がった対象にしか興味がないのです。
いくら周りの人々がどんなに傷つこうとも、重症を負おうとも、客観的に事の重大さが理解できません。自分が可愛がったもの以外に関心がないのです。
あっさりと常識的な人が考えている倫理観というものを超えてきます。
また、自分が大切にしているものに対しては異常なほど大切にします。
恋愛でも同じで、どんなに好きでもない人から大切にされても、プレゼントをもらっても、興味がありません。
普通の人なら、罪悪感からプレゼントを拒否しますが、サイコパスは倫理観がないので、自分のメリットになることであれば、高価なプレゼントであれ、高級マンションであれもらってしまうのです。
サイコパスは短期的な利得に反応しがちで、高級なプレゼントをもらうことで、後にどんな問題が起きるか想像することが苦手です。そのため、あとあと色々なトラブルを引き起こしてしまうのです。
自分にしか興味がない人は恋愛において最強です。
なぜなら、サンクコスト(埋没費用)を相手に捧げないからです
サイコパスは、引っかかった相手に対して普通の倫理観では考えられないほどの要求をすることがあり、それが一般的な人の恋愛との差別化要因になるため、結果的にモテると言われてしまうのです。
サンクコストの恐ろしさについては、このnoteで説明しています。(女性向けです)